木工のこと、日々の仕事のこと
Craft Recorder

接着作業は黙々と

かわいそうなぐらい、クランプで挟みつけられる「リアル バターケース」

バターケースの本体を接着して、組んでいるところです。

クランプをやたらかけまくってますが、
力のかかり具合を計算しています。

90度で、固定されるよう、
アングルをかませています。
木工界では “当て木” と呼んだりします。


組み立ては、けっこう、夜にやっています。
昼は音の出る木工機械の仕事をやりたい。
それに、よくあるんですけど、接着剤を塗ったのに、
「クロネコです」「佐川っす」と、お越しになると、大変なことになる。


接着は、手酌で酒をのむように、黙々とやりたいものだ。


11/06/09 recorder-003


●F型クランプ
木工ではおなじみの道具で、これがないと木工ははじまらないぐらいのマストアイテム。はさんでしめる。写真の赤と黒のグリップを握って回して、気合い入れてドンドン締めこむ。F型クランプは、その締めこみ位置をスライドさせ、好きな位置で締めることができるので重宝する。
「何本あっても足りない(と思ってしまう)のがF型クランプ」
というのが、木工界での定説?
通販の世界ではF型ではなくて、 “L型”クランプと呼ばれる。
【Link】バターケースについての工房内リンク