北海道の7月 7月上旬。 工房は、お休みをいただきました。 工房、オンラインショップを閉じて、 webのこととか、工房のもろもろをやっていた。 というのも、ありますが……。 北海道へ行ってました。 出向いた目的は、 いろいろあったのですが。 きょうは、そのうち、 3つ、お話しします。 ひとつめ。 木材を仕入れました。 道産材。 つまり、北海道で育った木。 これが欲しかったのです。 いい材料は、北海道だけでなく、 日本各地にあるもの。 でも。 北海道の材が欲しかったんです。 なぜ? そうですね……。 うまく言えないんだけど……。 これは、最後までお読みいただければ、 理解していただけるかと思います。
ふたつめ。 木の写真をとりました。 webショップ「クラフト・オンライン」では。 それぞれのプロダクトの紹介ページに、 「木について」というスペースがあります。 たとえば。 クルミならクルミの木、 イチョウならイチョウの木について、 木の特長をかんたんにまとめたもので、 樹木の写真といっしょに紹介しています。 これまで、それら樹木の写真は、 おもに、撮影された方から承諾を得て、 使わせていただいてました。 この写真たちの「自給率」を上げようと思って。 見本林に森林公園、植物園などなど。 いろんな樹木をみることができます。 とくに、北海道には、 木工に用いる樹木がたくさんあります。 たっぷりと、3日かけて。 歩き続けました。撮り続けました。 その収穫。 これから、少しずつ披露していきます。 こう、ご期待!
みっつめ。 叔父、叔母のみなさんに会いました。 わたしの父は、北海道そだち。 そして、父のきょうだい、 すなわち、おじ、おばの多くは、 北海道に住んでます。 むかし。 わが青き時代のこと。 7月。夏休みになれば、決まって北へ向かい、 おじ、おばの家を訪ねて、 北海道を旅して回ってました。 お世話になった皆さまも、 最近は、ご無沙汰に。 「こういうことして、生きてるんですよ」 そう報告したくて。 北海道のこと、好きだったし、 いまでも、好きです。 20年以上前、訪れた場所に、ふたたび立ってみた。 流転に流転を重ねて。 いま、こうして。 木工職人として、生きている。 そんな私が。 北海道で育った木を使って、作る。 ごく自然で、あたり前のこと。 そう思うのだ。 12/08/02 edaha-012 |
木工クリエイター・川原一木 その思考の脈略 | |
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