すこし前のこと。
田んぼのあぜに、ヒガンバナが咲いてたころ。

兵庫県は丹波市で開かれていた
「丹波の森ウッドクラフト展」へ出向いた。
今年で22回を数える、木のおもちゃのコンクールだ。


会場にならぶ、さまざまな木のおもちゃ。
こころ温まるなぁ。

転がったり、回ったり、音がしたり、
はたまたパズルになってたり。
作者の思い入れや、工夫が垣間みえる。
仕掛けや機構も、精緻で独創的なものもあり、
とっても勉強にもなった。


会場を出て。
そして、帰路の車中で。
木のおもちゃのこと、考えてました。
そしたら、ふと、気づいたことがありまして。

で、この日記、書いてます。


気づいたこと。それはですね。
うーん。どう言えばいいのかな…。

こんな木のおもちゃ、あったらいいな。
たとえば……

たとえば、プレステみたいに、
「カズキ! もうイイカゲンに、やめなさーい!!」と、
親に叱かられてしまう。
そんな、やみつきになるよな木のおもちゃ、ないかなぁ。
子どもが中毒になるよな、
やりすぎたら健康を害しかねない、そんなやつ。


いやいや。
いまあるものは、それはそれでよいのです。

でもなんだか、木のおもちゃって、
イメージとして、
いい子ってか、優等生。
それが固定観念になってるような。
それ、あえてブッこわしたら、どうなるかなぁ?


ちょっとワルな、ヒリヒリする木のおもちゃ。
ガッコの先生に取り上げられそうな、キケンな木のおもちゃ。
親に買ってもらえそうにない、R指定がある木のおもちゃ。

そんな木でできたおもちゃ、あるとオモシロイんだけども…。


■ 2009/10/23 ■



archives
Illustration:Motoko Umeda
2008年4月〜2011年3月 工房創成期の軌跡
日記アーカイブス

ブッこわせ!?
木のおもちゃ