前回は、外来種の花の話でした。
今回は、その続編。
外来種の木について。
花と同様に、いろいろあるらしくて。
「ニセアカシア」という木をご存じだろうか?
ご存じなくても、きっと、見たことあるのでは?
けっこう背の高い木だ。
葉はだ円形で、長さは2、3センチぐらい。
川岸にわんさか茂っている。
公園にも植えられていたりする。
うーん…。
わかりませんか?
それでは、最大のヒント!
(クイズ番組か?)
5月なかばには、たくさんの白い花が、
フジの花のように、だらーんと、かつギッシリ咲く。
甘くてツンとした香り(ニオイ)がします。
……うーん。もう、ヒントはないので、
わからない方は、検索で、お願いします。
ニセアカシア。
タフなヤツだ。
痩せた土地でも、どんどん育つ。
ここいらでは、
梓川(あずさがわ)や犀川(さいがわ)など、
河原は、この木で埋めつくされている。
このままはびこり続けると、
川が増水したら、洪水の原因になりかねない。
なので、地域によっては
伐採もされているようだが、
増殖のスピードが、それを上回っているようだ。
ならば、使えば?
「キミは木工やってるんでしょ?」
ごもっとも。
で、地元の方のご厚意で、
手に入れました。ニセアカシア。
持てば、ズッシリ重い…。
硬くて割れやすそうだ。
こりゃ、加工は困難にちがいない。
調べると、いろいろ用途はあるようだが、
けっきょく、マキにしてしまうことが多いそうだ。
そうするにしても、切るには、けっこう難渋するらしい。
梅雨がやってきた。
ひと雨ごとに、草木が茂る。
ニセアカシアも樹勢盛んといったところか。
橋を渡るたびに気にかかる、ニセアカシアの木。
どうする、コレ…。
そして、この木の用途を考える。
どうする、オレ……。
■ 2009/06/19 ■
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Illustration:Motoko Umeda
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