つい先日、ある朝。
安曇野の河畔の道で。
空を見上げると、
白鳥が北へと飛んでいきました。
澄みわたった青空のなか、
純白の羽の輝き、V字配列の編隊飛行。
去るということのさびしさと、
春への期待を感じました。
気づけば、立春なんですね。
つい先日、宵のうち。
松本市街は中町通りにて。
通りの向こうに目をやると、
美ヶ原の山から満月が昇っていきました。
蔵づくりの町並みのはざま、
山々、たなびく雲、おぼろ月。
自然と文化が融合した風景と、
春の接近を感じました。
気づけば、立春なんですね。
とはいえ。
これでスカッと春がやってくるほど、
松本という場所は“アマクナイ”か?
去年は、3月にたっぷり雪が降ったっけ。
■ 2009/02/13 ■
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Illustration:Motoko Umeda
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