天候不良により、懸案事項となっていた、
常念岳に登ってきた。


当日アサ決断、スクランブル発進の日帰りアタック。
下山後、ヘロヘロになったが、
槍ヶ岳や穂高岳など、北アルプスの峰々に
再会できてよかった、ヨカッタ。


登っている最中。そして登ったあと。
いろんなことを考え、思いを巡らせた。
09/09/04の日記「いざなわれつつも じっと待つ」に書いたとおり、
登山は思索的行為であるなと思う。

何を考えていたのか?

低酸素状態でありまして、
高等なことには考えがおよばないし、
単なる思考の堂々巡りだったりするのだが…。


結論だけいえば。
いまいるところは、愛すべき場所だってこと。

まあ、下山後ってのは、多かれ少なかれ、
“下界への愛”が生まれるものではあるが。

登山の経験のないひとに説明するなら。
長期間の海外滞在ののち
帰国したときに芽生える、
愛国心のような感情、といえばいいかしら。

…ややリクツっぽいか。


北アルプスの山々だって、
「ちょっと、行ってきますか」と、
気が向いたら登れる。

松本に住んでるからできる。
この環境に感謝!


■ 2008/10/12 ■



archives
Illustration:Motoko Umeda
2008年4月〜2011年3月 工房創成期の軌跡
日記アーカイブス

低酸素状態
下界への愛