いま、麦が収穫期を迎えている。
松本平は、県下最大の“麦どころ”だ。
とはいえ、あたり一面の麦畑というわけではない。
転作奨励という背景があるせいか、
その大半が、水田と隣り合っている。
青々と伸びる、水田の稲と、
黄金色の麦畑のパッチワーク。
色のコントラストは
麦の“実り”を強く印象づける。
「麦秋」である。
ちまたは初夏だが、そこだけ秋なのだ。
ほんと、麦秋とはよく言ったものだ。
それにしても麦の穂は、とても絵になる。
ブドウにリンゴ、そして麦。
松本一帯には、
絵になる作物が揃っている。
■ 2008/07/02 ■
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Illustration:Motoko Umeda
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