こころ動かす風景。信州・安曇野、撮って書き
あづログ!

麦の穂のデザイン




工房の周辺には麦畑を多く見かける。

クルマで麦畑を通りかかると、
つい、よそ見してしまう。


麦の穂ってデザインコンシャス、だと思う。
パン屋さんが、店のロゴマークに
麦の穂を取り入れているのも納得だ。

その麦の穂の形、畑によってちがう。
品種が異なるのだろう。

ともかく、見てて飽きることがない。
自然の造形とは思えない、洗練されたデザイン。



安曇野の麦は、秋に播いて、夏に収穫する「秋播き小麦」が主となっている。
厳しい冬を越して、春になると、一気に伸びて、穂をつける。

『あれ、いつの間に…?』というぐらい、早い。

7月には、麦は黄金色になり、収穫を迎える。
「麦秋」である。
言ったもので、ほんと、そこだけ秋になったかのようだ。

松本盆地では、いたるところに麦畑を見かける。麦が作付けされるのは、気候によるところもあるが、転作奨励の作物として選ばれることも、背景としてあるようだ。夏に麦の刈り取るが終わると、そのあと、そばを作付けすることも多い。なので、秋には同じところに白いそばの花が咲いていたりする。

11/05/25 azulog-005